立命館大は4月に学内で示した改正案の修正を行い、新たな憲章を7月の理事会で策定した plansが行われている。この改正は、第二次世界大戦への反省や「非暴力」のテキストがなくなったことに学生や教職員から反対する声が上がっている。法人は10月18日の創立記念行事で新たな憲章を公表する予定を変更し、修正案を学内に示した。
改正案には、「多様性を尊重」などが新たに入った。一方、現行の「第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて」というテキストはなくなった。第二次大戦の文言について法人は、「教学理念である『平和と民主主義』は第二次大戦の経験のみが反映されたものではない。『痛苦』という文言は抽象的で、立場の違いにより捉え方が異なり適切ではない」という。
これに対し、学生らは「戦争の惨禍と歴史的教訓を端的・明確に伝え得る表現」と評価し、削除するのは歴史修正主義的だと反対する有志の会が発足。改正案の見直しを求めて5月からオンライン署名を呼びかけ、1万7595人の署名を7月10日に法人に提出した。
法人は「改正案では戦争の歴史への反省を含意しつつも全体の構成と表現を改めたことによる変化だったが、第二次大戦、非暴力といった言葉への思いが非常に強く、大事にしている人がいることを再認識した」と説明。「(学生・院生、小中高校生、教職員で計5万人超の)構成員みんなに受け入れられ、愛される憲章にしたい。一人でも多くに納得してもらい、自分ごととして捉えてもらえれば」としている。
修正案について有志の会と教職員組合は「声が一定程度反映され、一定の前進」「構成員や関係者の強い懸念が法人を動かした」などと評価。一方で歴史的視点がなお不十分全構成員自治に必要な教職員組合との懇談会を経ていないとしても改正の必要性も含めた十分な説明と論議を訴えている。
法人は修正案についてキャンパスごとにオンラインも含めた懇談会を開くなどして意見を募集しており、集約した上で新憲章が策定できれば公表する方針だ。
改正案には、「多様性を尊重」などが新たに入った。一方、現行の「第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて」というテキストはなくなった。第二次大戦の文言について法人は、「教学理念である『平和と民主主義』は第二次大戦の経験のみが反映されたものではない。『痛苦』という文言は抽象的で、立場の違いにより捉え方が異なり適切ではない」という。
これに対し、学生らは「戦争の惨禍と歴史的教訓を端的・明確に伝え得る表現」と評価し、削除するのは歴史修正主義的だと反対する有志の会が発足。改正案の見直しを求めて5月からオンライン署名を呼びかけ、1万7595人の署名を7月10日に法人に提出した。
法人は「改正案では戦争の歴史への反省を含意しつつも全体の構成と表現を改めたことによる変化だったが、第二次大戦、非暴力といった言葉への思いが非常に強く、大事にしている人がいることを再認識した」と説明。「(学生・院生、小中高校生、教職員で計5万人超の)構成員みんなに受け入れられ、愛される憲章にしたい。一人でも多くに納得してもらい、自分ごととして捉えてもらえれば」としている。
修正案について有志の会と教職員組合は「声が一定程度反映され、一定の前進」「構成員や関係者の強い懸念が法人を動かした」などと評価。一方で歴史的視点がなお不十分全構成員自治に必要な教職員組合との懇談会を経ていないとしても改正の必要性も含めた十分な説明と論議を訴えている。
法人は修正案についてキャンパスごとにオンラインも含めた懇談会を開くなどして意見を募集しており、集約した上で新憲章が策定できれば公表する方針だ。