島本浩也、巨人とのトレード “猛虎”ならずも新天地で暴れろ
10年前から福知山成美の育成ドラフト2位で入団した島本浩也は、今季阪神に15年目となり、同じ高卒16年目の原口文仁が引退したため来年の最古参になるところだった。しかし、ここではまさかのトレードである。
その頃、よく取材したのはドラフト時の選手たちであり、育成1位の阪口哲也や同3位の穴田真規を含め移籍・自由契約で次第にいなくなり、最後に残ったのが島本だった。
島本は前監督のオーナー付顧問の下で日本一に輝いた23年、そのセ・リーグ優勝を決めた9月14日巨人戦の登板という最高の思い出を持っていた。
島本は萩尾匡也、丸佳浩を連続三振に切ってピンチをしのいだ。岡田好みの玄人っぽい投手だった。
「あのときはホンマにすごかった。いつもはファンの声が上から聞こえてくるん感じなんですけど、あのときだけはグラウンドからゴーッと響いてきて。地鳴りのような感じ。いいところで使ってもらったし、あれは忘れられない」
14日朝にトレードを通告され、ずっと食べ物がのどを通らなかったという島本は夕刻にそんな話をした。なんとも寂しいが移籍先として日本ハムは悪くない。元同僚の斎藤友貴哉もいるし、なにしろ監督は新庄剛志だ。
「でも、まあ、この世界はシビアだし、来年ダメなら終わりでしょう。もちろん、それは阪神にいても同じことですから。北海道で暴れてきますよ」
10年前から福知山成美の育成ドラフト2位で入団した島本浩也は、今季阪神に15年目となり、同じ高卒16年目の原口文仁が引退したため来年の最古参になるところだった。しかし、ここではまさかのトレードである。
その頃、よく取材したのはドラフト時の選手たちであり、育成1位の阪口哲也や同3位の穴田真規を含め移籍・自由契約で次第にいなくなり、最後に残ったのが島本だった。
島本は前監督のオーナー付顧問の下で日本一に輝いた23年、そのセ・リーグ優勝を決めた9月14日巨人戦の登板という最高の思い出を持っていた。
島本は萩尾匡也、丸佳浩を連続三振に切ってピンチをしのいだ。岡田好みの玄人っぽい投手だった。
「あのときはホンマにすごかった。いつもはファンの声が上から聞こえてくるん感じなんですけど、あのときだけはグラウンドからゴーッと響いてきて。地鳴りのような感じ。いいところで使ってもらったし、あれは忘れられない」
14日朝にトレードを通告され、ずっと食べ物がのどを通らなかったという島本は夕刻にそんな話をした。なんとも寂しいが移籍先として日本ハムは悪くない。元同僚の斎藤友貴哉もいるし、なにしろ監督は新庄剛志だ。
「でも、まあ、この世界はシビアだし、来年ダメなら終わりでしょう。もちろん、それは阪神にいても同じことですから。北海道で暴れてきますよ」