ブラジルの熱帯林アマゾンの都市ベレンで開催中の国連気候変動会議(COP30)は、最終日を迎えますが、交渉が続いています。記者たちは現地からお伝えします。
21日は閉幕予定日ですが、未明に待ちに待った成果文書案の修正版が公開されました。しかし、前日の文書案で化石燃料をめぐる記述がどこにもありません。サウジアラビアやロシアなどの産油国は文言を削除するよう圧力を受けていたとガーディアン紙は報じています。
朝一番会見を開いたのは、化石燃料からの脱却に向けた工程表策定を支持する国の閣僚や大使たちです。コロンビアの環境担当相は「工程表なしに、このCOPを終わらせることはできない」と発言しました。パナマの気候変動特別代表も「いまの文書案は到底受け入れられない」と批判しています。
会議場から拍手がわき起こり、出席した各国のメンバーたちが手をつなで連帯をアピールする場面もありました。ブラジルのコヘアドラゴ議長は「私たちが合意できない姿を見せれば、気候変動対策を疑う者たちは大いに喜ぶでしょう」と各国に呼びかけました。
米シンクタンク・世界資源研究所(WRI)は今回の修正版について「あくまで議長国が「ここまでなら到達可能と判断したライン」のものであり、反発を想定したうえで各国の反応をみている」と分析しています。
21日は閉幕予定日ですが、未明に待ちに待った成果文書案の修正版が公開されました。しかし、前日の文書案で化石燃料をめぐる記述がどこにもありません。サウジアラビアやロシアなどの産油国は文言を削除するよう圧力を受けていたとガーディアン紙は報じています。
朝一番会見を開いたのは、化石燃料からの脱却に向けた工程表策定を支持する国の閣僚や大使たちです。コロンビアの環境担当相は「工程表なしに、このCOPを終わらせることはできない」と発言しました。パナマの気候変動特別代表も「いまの文書案は到底受け入れられない」と批判しています。
会議場から拍手がわき起こり、出席した各国のメンバーたちが手をつなで連帯をアピールする場面もありました。ブラジルのコヘアドラゴ議長は「私たちが合意できない姿を見せれば、気候変動対策を疑う者たちは大いに喜ぶでしょう」と各国に呼びかけました。
米シンクタンク・世界資源研究所(WRI)は今回の修正版について「あくまで議長国が「ここまでなら到達可能と判断したライン」のものであり、反発を想定したうえで各国の反応をみている」と分析しています。