「チェイニー元副大統領の死、84歳、ブッシュ政権でイラク戦争を主導した」
ディック・チェイニーは今月3日、84歳で亡くなりました。家族は、肺炎と心臓・血管疾患による合併症が原因だったことを発表しました。
チェイニーは共和党のブッシュ政権で対テロ戦争を主導し、「現代の米国で最も強力な副大統領」と呼ばれていました。しかし、彼は強硬なネオコンとして知られ、イラク戦争の泥沼に米国を引きずり込んだ人物として批判にもたえなかった。
チェイニーは1941年にネブラスカ州生まれで、ワイオミング大大学院で政治学修士を取得しました。彼は1975年にフォード大統領の首席補佐官になった後、下院議員を経て89年にブッシュ政権で国防長官に就任しました。
クウェートに侵攻したイラク軍を撤退に追い込んだ湾岸戦争の指揮に関わったこともありました。さらに95年から2000年までは石油関連複合企業のハリバートン社の最高経営責任者(CEO)を務めていました。
2001年にブッシュ政権の副大統領に就任すると同時に、同党の強硬な対応を主導し、大統領の権限を拡大しました。また、容疑者の無期限拘束や残忍な方法での尋問などを推進しました。03年にはフセイン政権が大量破壊兵器を所持していると主張し、同政権打倒を目指しイラク侵攻を進めた。
しかし、戦争では多くの民間人と米兵が犠牲になったが、退任まで戦争の正当性を主張した。内政面でも強い権限を持ち、企業や富裕層に有利なブッシュ氏の経済計画や減税政策を強力に支持しました。
退任後はメディア出演などで積極的な政治論評を繰り広げた。トランプ大統領には批判的で、「大統領職に不適格」「民主主義への重大な脅威」などと発言しました。また昨年の大統領選では民主党候補のハリス前副大統領に投票することを表明していた。
ディック・チェイニーは今月3日、84歳で亡くなりました。家族は、肺炎と心臓・血管疾患による合併症が原因だったことを発表しました。
チェイニーは共和党のブッシュ政権で対テロ戦争を主導し、「現代の米国で最も強力な副大統領」と呼ばれていました。しかし、彼は強硬なネオコンとして知られ、イラク戦争の泥沼に米国を引きずり込んだ人物として批判にもたえなかった。
チェイニーは1941年にネブラスカ州生まれで、ワイオミング大大学院で政治学修士を取得しました。彼は1975年にフォード大統領の首席補佐官になった後、下院議員を経て89年にブッシュ政権で国防長官に就任しました。
クウェートに侵攻したイラク軍を撤退に追い込んだ湾岸戦争の指揮に関わったこともありました。さらに95年から2000年までは石油関連複合企業のハリバートン社の最高経営責任者(CEO)を務めていました。
2001年にブッシュ政権の副大統領に就任すると同時に、同党の強硬な対応を主導し、大統領の権限を拡大しました。また、容疑者の無期限拘束や残忍な方法での尋問などを推進しました。03年にはフセイン政権が大量破壊兵器を所持していると主張し、同政権打倒を目指しイラク侵攻を進めた。
しかし、戦争では多くの民間人と米兵が犠牲になったが、退任まで戦争の正当性を主張した。内政面でも強い権限を持ち、企業や富裕層に有利なブッシュ氏の経済計画や減税政策を強力に支持しました。
退任後はメディア出演などで積極的な政治論評を繰り広げた。トランプ大統領には批判的で、「大統領職に不適格」「民主主義への重大な脅威」などと発言しました。また昨年の大統領選では民主党候補のハリス前副大統領に投票することを表明していた。