「アクアラインの新たなETC時間帯別料金社会実験」が2025年4月から始まって以来、効果を検討してきました。結果は、料金が下がる時間帯では交通量が増加しているということです。
このため、千葉県が11日、「第5回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」を開催し、この社会実験の分析結果を発表しました。新しいETC時間帯別料金システムは、通行料金を土休日の上り線(川崎方面)で800円から1600円へ変動させ、最も混雑する時間帯が1600円、閑散時間帯が400円とします。
社会実験の分析結果によると、上り線では13時-19時の交通量が「横ばい」から「微減」となったことがわかります。最大損失時間は土曜日で3分、日曜日で5分短縮しています。しかし、下り線では最大損失時間についても「横ばい」になっています。
ただし、料金引き下げ時間帯では、上り線では最大43%、下り線では最大19%の著しい増加があります。さらに、土休日は木更津金田IC周辺の一般道で21時台に走行速度が低下することが観察されています。
広域で検討すると、より大きな効果も出ているようです。アクアラインを経由して東京都心と房総半島各地を結ぶ高速バスでは、平均遅延時間が最大14分短縮し、一日の累計遅延時間が約41%減少しています。
今後、料金体系の具体的な内容について知っている利用者は約3割だけだったため、今後の方針として広報活動を充実させて認知度を向上させることが必要になっています。
このため、千葉県が11日、「第5回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」を開催し、この社会実験の分析結果を発表しました。新しいETC時間帯別料金システムは、通行料金を土休日の上り線(川崎方面)で800円から1600円へ変動させ、最も混雑する時間帯が1600円、閑散時間帯が400円とします。
社会実験の分析結果によると、上り線では13時-19時の交通量が「横ばい」から「微減」となったことがわかります。最大損失時間は土曜日で3分、日曜日で5分短縮しています。しかし、下り線では最大損失時間についても「横ばい」になっています。
ただし、料金引き下げ時間帯では、上り線では最大43%、下り線では最大19%の著しい増加があります。さらに、土休日は木更津金田IC周辺の一般道で21時台に走行速度が低下することが観察されています。
広域で検討すると、より大きな効果も出ているようです。アクアラインを経由して東京都心と房総半島各地を結ぶ高速バスでは、平均遅延時間が最大14分短縮し、一日の累計遅延時間が約41%減少しています。
今後、料金体系の具体的な内容について知っている利用者は約3割だけだったため、今後の方針として広報活動を充実させて認知度を向上させることが必要になっています。