政府が31日発表した9月の完全失業率は2.6%で、前月と同水準だった。都内で2016年2月撮影(2025年ロイター/トル・ハナイ)
労働市場は拡大しており、総務省は雇用情勢が悪くないとの見方を示している。有効求人倍率は1.20倍で前月から横ばいだった。
ロイターの事前予測調査で完全失業率は2.5%、有効求人倍率は1.20倍が見込まれていた。
総務省によると、9月の就業者数は季節調整値で6,834万人と前月に比べて24万人増加。完全失業者数(同)は18万人で前月から2万人増加した。
正規の職員・従業員数(実数)は3,760万人。このうち女性が1,379万人。いずれも比較可能な2013年1月以降で最多となっている。
仕事をしておらず探してもいない「非労働人口」に区分されていた人々が、職に就いたり仕事を探したりするようになり、労働市場のパイが拡大している。総務省の担当者は「雇用情勢は引き続き悪くない」との認識を示した。
厚生労働省によると、有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.7%減少。卸売業や小売業では、省人化や物価高騰の影響などで求人を控える動きがみられたという。
一方、有効求職者数(同)は0.8%減少。現場からは景気の先行き不透明感から転職に慎重になっているとの声も上がっていたです。
大和証券のエコノミスト、鈴木雄大郎氏は、今後、最低賃金が大幅に引き上げられることから「中小企業を中心に一段とコストが増加することが見込まれる」と指摘。求人を出すことを控える動きが強まる可能性が高く、「求人数が一段と減少することで、有効求人倍率は緩やかに低下していく」とみている。
有効求人倍率は、仕事を探している求職者1人当たり企業から何件の求人があるかを示す。9月は前月に続き22年1月(1.19倍)以来の低水準となったが、厚労省の担当者は「雇用情勢は特に悪化していない」との認識を示している。
労働市場は拡大しており、総務省は雇用情勢が悪くないとの見方を示している。有効求人倍率は1.20倍で前月から横ばいだった。
ロイターの事前予測調査で完全失業率は2.5%、有効求人倍率は1.20倍が見込まれていた。
総務省によると、9月の就業者数は季節調整値で6,834万人と前月に比べて24万人増加。完全失業者数(同)は18万人で前月から2万人増加した。
正規の職員・従業員数(実数)は3,760万人。このうち女性が1,379万人。いずれも比較可能な2013年1月以降で最多となっている。
仕事をしておらず探してもいない「非労働人口」に区分されていた人々が、職に就いたり仕事を探したりするようになり、労働市場のパイが拡大している。総務省の担当者は「雇用情勢は引き続き悪くない」との認識を示した。
厚生労働省によると、有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.7%減少。卸売業や小売業では、省人化や物価高騰の影響などで求人を控える動きがみられたという。
一方、有効求職者数(同)は0.8%減少。現場からは景気の先行き不透明感から転職に慎重になっているとの声も上がっていたです。
大和証券のエコノミスト、鈴木雄大郎氏は、今後、最低賃金が大幅に引き上げられることから「中小企業を中心に一段とコストが増加することが見込まれる」と指摘。求人を出すことを控える動きが強まる可能性が高く、「求人数が一段と減少することで、有効求人倍率は緩やかに低下していく」とみている。
有効求人倍率は、仕事を探している求職者1人当たり企業から何件の求人があるかを示す。9月は前月に続き22年1月(1.19倍)以来の低水準となったが、厚労省の担当者は「雇用情勢は特に悪化していない」との認識を示している。