石川県が25日、県内の一般家庭向けの水道基本料金を2カ月分無償化する方針を発表した。約17億円を2025年度一般会計の補正予算案に計上し、物価高に伴う家計負担を軽減させる目的で検討を進めていた。
県内の約50万世帯が対象となる見通しで、基本料金の額は市町ごとに異なるが、平均して約2800円の負担軽減につながるという。来年2月分から3月分まで、水道料金が無償化されることを原則としている。
県知事は記者会見で「水道料金は県民の生活の基本となるものである。できるだけ早く支援を届けるため、市町と連携していく」と述べた。