特定のモデルやイベント参加による闇バイトを利用する女性が、神戸地裁において詐欺罪などで起訴され、実刑判決を受けたことについて調べました。22歳の女性は、専門学校を卒業した後、保育士として働いていたが、「子どもとの接し方がわからなくなった」といって半年足らずで退職しました。この後、スマートフォンの画面越しで見つめるだけでは飽き足らず、イベントに参加するようになった。
女性は「ルフィ」などの人物によって指示を受け、インターネットの交流サイト(SNS)で実行犯を募る「闇バイト」が開かれていたと考えて、イベントの参加費を稼ぐため「推し」の男性モデルやイベントに参加した。女性は、テレグラムなどの通信アプリで、「アルバイト」という方法で短期間でまとまった金額を稼げる方法を調べていたと考えて、ツイッターで募集元の相手と連絡を取った。
女性は「特殊詐欺の受け子」であると聞かれた後、警官を装って高齢者宅に訪問して、現金計約141万円を引き出し、その後2件目の事件にも関わった。事件の概要は次の通りだ。
第1件目:2022年4月9日、兵庫県加古川市の高齢者宅に警察官を装い、不正出金を行った。女性は財務局職員を名乗り、被害者宅を訪問し、キャッシュカードの状態を確認して偽り2枚入った封筒を受け取り、回収役の男に現金計約141万円を渡した。
第2件目:4月22日、女性は警察官を装い、神戸市長田区の高齢者宅に訪問し、「偽札が出回っているんです」「自宅にあるお金が偽札かどうか確認し、すぐに若い者を行かせます」と伝えた。女性は就職活動用のスーツで警察官に成り済まして被害者宅を訪ね「全ての現金を警察署に持ち帰って確認します」と告げ、住宅で保管していた現金2,689万円をだまし取った。
女性は法廷で、「闇バイト」が犯罪であり、「推し」の男性モデルやイベント参加は犯罪であると言い、その組織の冷酷な手口を涙ながらに証言しました。
神戸地裁は2022年9月2日、女性に懲役3年10ヶ月の実刑判決を言い渡した。前科前歴はなかったが、被害金額の大きさなどを考慮した量刑だった。その後判決は確定し、刑務所へ収監された。
被害額の大きい事件に関わった女性は、被害者に弁償を申し出たが「焼け石に水だ」と怒り心頭で取り付く島もなかったという。一方、多くの少年事件に関わった経験から弁護人は「彼女なら十分やり直せると思う」と更生に期待を寄せる。
女性は「ルフィ」などの人物によって指示を受け、インターネットの交流サイト(SNS)で実行犯を募る「闇バイト」が開かれていたと考えて、イベントの参加費を稼ぐため「推し」の男性モデルやイベントに参加した。女性は、テレグラムなどの通信アプリで、「アルバイト」という方法で短期間でまとまった金額を稼げる方法を調べていたと考えて、ツイッターで募集元の相手と連絡を取った。
女性は「特殊詐欺の受け子」であると聞かれた後、警官を装って高齢者宅に訪問して、現金計約141万円を引き出し、その後2件目の事件にも関わった。事件の概要は次の通りだ。
第1件目:2022年4月9日、兵庫県加古川市の高齢者宅に警察官を装い、不正出金を行った。女性は財務局職員を名乗り、被害者宅を訪問し、キャッシュカードの状態を確認して偽り2枚入った封筒を受け取り、回収役の男に現金計約141万円を渡した。
第2件目:4月22日、女性は警察官を装い、神戸市長田区の高齢者宅に訪問し、「偽札が出回っているんです」「自宅にあるお金が偽札かどうか確認し、すぐに若い者を行かせます」と伝えた。女性は就職活動用のスーツで警察官に成り済まして被害者宅を訪ね「全ての現金を警察署に持ち帰って確認します」と告げ、住宅で保管していた現金2,689万円をだまし取った。
女性は法廷で、「闇バイト」が犯罪であり、「推し」の男性モデルやイベント参加は犯罪であると言い、その組織の冷酷な手口を涙ながらに証言しました。
神戸地裁は2022年9月2日、女性に懲役3年10ヶ月の実刑判決を言い渡した。前科前歴はなかったが、被害金額の大きさなどを考慮した量刑だった。その後判決は確定し、刑務所へ収監された。
被害額の大きい事件に関わった女性は、被害者に弁償を申し出たが「焼け石に水だ」と怒り心頭で取り付く島もなかったという。一方、多くの少年事件に関わった経験から弁護人は「彼女なら十分やり直せると思う」と更生に期待を寄せる。