「優優」が亡くなる 中国から贈られたペアの子 初の人工繁殖例
26日、環境省は佐渡トキ保護センターで飼育していた24歳のオストキ「優優」として知られていたトキの死を発表した。このトキは1999年に中国から贈られたオス友友(ヨウヨウ)とメス洋洋(ヤンヤン)の子であり、飼育下での繁殖成功は日本で初めてであった。
このトキは、21日までは食欲もあり、エサの時間には飼育担当者の足元に来るなど普段と変わらない様子だったが、その後、エサの量が減るなど元気がない状況になってから亡くなった。高病原性鳥インフルエンザの検査は陰性で、今後の死因の解明をしておく。
優優は2021年までに68羽の子を巣立たせた。中国から来たメスの美美(メイメイ)と長くパートナー関係にあり、ほとんどは美美との子だという。トキはかつて国内に広く生息していたが、農薬の普及や乱獲で激減し、1952年に国の特別天然記念物になった。81年には野生で残っていた5羽を捕まえて繁殖させようとしたものの、日本産トキは絶滅した。
佐渡島では優優の誕生を皮切りに徐々に個体数を増やし、放鳥も開始。現在は600羽弱が野生でくらす。来年度には本州最後の生息地として知られる石川県の能登地方で初めて放鳥される予定だ。
26日、環境省は佐渡トキ保護センターで飼育していた24歳のオストキ「優優」として知られていたトキの死を発表した。このトキは1999年に中国から贈られたオス友友(ヨウヨウ)とメス洋洋(ヤンヤン)の子であり、飼育下での繁殖成功は日本で初めてであった。
このトキは、21日までは食欲もあり、エサの時間には飼育担当者の足元に来るなど普段と変わらない様子だったが、その後、エサの量が減るなど元気がない状況になってから亡くなった。高病原性鳥インフルエンザの検査は陰性で、今後の死因の解明をしておく。
優優は2021年までに68羽の子を巣立たせた。中国から来たメスの美美(メイメイ)と長くパートナー関係にあり、ほとんどは美美との子だという。トキはかつて国内に広く生息していたが、農薬の普及や乱獲で激減し、1952年に国の特別天然記念物になった。81年には野生で残っていた5羽を捕まえて繁殖させようとしたものの、日本産トキは絶滅した。
佐渡島では優優の誕生を皮切りに徐々に個体数を増やし、放鳥も開始。現在は600羽弱が野生でくらす。来年度には本州最後の生息地として知られる石川県の能登地方で初めて放鳥される予定だ。