ノーベル賞に日本人2人が決定、その影に高齢で死去の「候補者」も 担当記者のやるせなさ 記者発

[求道者]

今回のノーベル賞は日本人2人が受賞する快挙であり、世界の注目を集めました。この2名は化学賞と生理学・医学賞にそれぞれ選ばれており、約30年前までの研究成果を根底に据えていました。

坂口志文特別栄誉教授（74）が化学賞を受賞し、多孔性金属錯体に関する彼の研究は9年前で初めて発表されていました。これは日本人の科学力の高さを示すものですが、野依良治さん（87）がノーベル化学賞受賞者の中でも13年間先に立っていました。彼も約30年前の研究成果を重視しており、「今回の受賞理由は何十年も前のものだ」と指摘しました。

野依さんは「日本の科学力は示したが、それは現在の高さではない」と危機感を募らせて言いました。「海外に比べて、ここ20年ほどの日本の科学研究は危機的状況にある。今回の受賞で浮足立たず、対策を急がなくてはならない」と話しています。

近年のノーベル賞選考では、実社会への貢献を重視する傾向が強くなっています。研究の価値が広く認められ、実際に使われて社会を変革し受賞に至るまでには、例外はあるが非常に長い時間がかかるため、受賞者は業績を挙げてから何十年も経った高齢の人が多くなることが多いです。

このような状況の中で、日本人としての誇りと責任感を持って日本の科学力を推進していくことが重要です。

私たちの担当では、東北工業大の岩崎俊一名誉理事長が98歳で亡くなったことで、再び高齢の「候補者」が出てきました。彼は昭和50年代にハードディスクドライブを飛躍的に大容量・小型化する技術を発明し、クラウドが実現しました。そのおかげでインターネット上に情報を保管することでビッグデータ時代が加速しました。

岩崎さんは「ここで、世の中の役に立つことこそが一番大切だという精神を徹底的にたたき込まれた。それが私の研究の原点だよ」と語っていました。彼の姿勢に共感し、ぜひノーベル賞に輝いて欲しかったと思った私達担当記者は、やるせなかったことを感じていました。

今回のノーベル賞は日本人2人が受賞する快挙であり、世界の注目を集めました。この成果をとても喜んでいただきますが同時に、さらに多くの努力が必要です。

 

[名探偵]

ノーベル賞は本当にすごく偉大な実績で、日本人に誇りに思います 但し今回の受賞者さんが20年以上かけて研究成果を出してからもノーベル賞を受け取ったことや、研究結果が広く認められるまで何十年も経過することが多いという点は、残念です。 これから日本の科学力の向上を目指していきたいと思います。

 

[夜桜見物]

日本人がノーベル賞を受賞することはすでに伝説的なことになったようなものだけど、野依良治さんが「今回の受賞理由は何十年も前のものだ」と話していることに真感を感じてるよ。研究の価値が広く認められるときでも、時間がかかるし、その間に多くの人がやり過ぎてしまうのが残念だよ。日本の科学力はすでに世界的に高く評価されてるから、これからも頑張ってくださいね

 

[救世主]

今度も日本人がノーベル賞を受賞することは、世界から認められると思います。でも、受賞した後はどうするんだよ？実際に役立つように進めることが大切だと思ってます。また、ノーベル賞の選考では、研究の価値が広く認められる傾向があるけど、それが日本の科学力への影響をどのように伝えられるかな。私たちはもっと多くの人が、このノーベル賞を受賞した研究が実際に世の中に広がるように、努力する必要があると思います

 

[放浪の旅]

坂口志文や野依良治さんがノーベル賞を受賞したのはとても嬉しいことです。30年前から研究してきた人たちを認められてることがすごいことでもあります。しかし、野依さんに聞くと、現状はまだ危機的だと言えます。日本の科学力は今後も向上するために何度も努力が必要だと思います。

 

[運命の子]

これからも日本の科学力や研究成果を推進し、ノーベル賞受賞者の中でも高い立場に位置する人々が多く出てくるようにしたいと思うんですけど…日本人が大勢受賞してはよかったかもしれないけど、ここ20年ほどで危機的状況にある日本の科学研究が今回ノーベル賞を受賞しても一層深刻化するのを心配しているです。

 

[音沈黙]

これからも日本人として、実社会への貢献を大切にすることが重要だと思います。ノーベル賞を受賞するために何十年も経過した高齢の人が多いことがありますね。私たちの科学力は世界に示すべきものですが、その力には責任感が必要です。