松本城の大天守、建造時期を科学的に調べた結果が発表された。国宝の松本城で大天守の一部が1594~97年ごろに建てられたとわかりました。大天守などの5棟で構成される松本城天守についても、長年、古文書や文献を参考に検討してきたが、どの時代に建てられたかが明らかにしていませんでした。
今年初めて、松本城天守の建造時期を調べるために、名古屋工業大学の麓和善教授と奈良文化財研究所の光谷拓実研究員を依頼しました。専門家は「建築年代が科学的に分かり、文化財的な価値がさらに高まった」と話しています。大天守は、建物の状況からも、1594~97年ごろに建てられたと推測されます。
大天守は、辰巳附櫓、月見櫓などの3棟とともに構成されています。専門家たちは、乾小天守や渡櫓などの2棟も1594~97年ごろに建てられたと結論付けました。ただし、建物の状況から大天守が最初に建てられたかはわかりません。
月見櫓については、専門家たちは、1626年ごろに建てられたと調査しました。建物の年輪年代法などを用いて調べた結果、2年間ほどで建てられたと認定しました。大天守とともに建てられた辰巳附櫓も同様です。
松本城天守は、江戸時代初期に建てられました。いちばん古い部分の建物が建てられているため、大きな変化を知ることができるとされています。大天守だけでも、文化財として大切な価値があります。
今年初めて、松本城天守の建造時期を調べるために、名古屋工業大学の麓和善教授と奈良文化財研究所の光谷拓実研究員を依頼しました。専門家は「建築年代が科学的に分かり、文化財的な価値がさらに高まった」と話しています。大天守は、建物の状況からも、1594~97年ごろに建てられたと推測されます。
大天守は、辰巳附櫓、月見櫓などの3棟とともに構成されています。専門家たちは、乾小天守や渡櫓などの2棟も1594~97年ごろに建てられたと結論付けました。ただし、建物の状況から大天守が最初に建てられたかはわかりません。
月見櫓については、専門家たちは、1626年ごろに建てられたと調査しました。建物の年輪年代法などを用いて調べた結果、2年間ほどで建てられたと認定しました。大天守とともに建てられた辰巳附櫓も同様です。
松本城天守は、江戸時代初期に建てられました。いちばん古い部分の建物が建てられているため、大きな変化を知ることができるとされています。大天守だけでも、文化財として大切な価値があります。