「現金持ち合わせがなくて、あとでPayPayするね」PTA懇親会で知るお金にルーズな人の取り扱い説明書。
私立中学校のPTA活動では、子どもより大人の本性が露わになる瞬間があります。分担決めや連絡トラブル、永遠に返信が来ないグループライン…。その中でも最も気まずく、そして妙に後味を引くのがお金が絡むシーンです。
Lさん(埼玉県・40代)は子どもが通う都内の私立中学校で役員をしています。PTAの懇親会とは名ばかりで、公式ではないけれど「交流会」「イベントの決起集会」などと様々に銘打たれ、夜の飲み会が頻繁に行われていました。会費は飲み放題付1人5000円で支払いは現金で事前に幹事さんに手渡しします。
その日の会場で、隣に座っていたママ友Fさんからぽつりと言われました。「ごめん、今ちょうど現金持ち合わせなくて…あとで返すから立て替えてくれない?」。キャッシュレスが主流になっているので、Lさんも自分の財布に現金が入ってないことは多々あります。彼女の状況を理解しつつ、来る前にATMで引き出ていた1万円を「まあ大丈夫でしょう」と自分を納得させ支払いました。
返済については「いつでもいいよ」「PayPayでもいいよ」とFさんに伝え、スマートに話をまとめたつもりでした。しかし、ここからモヤモヤの長期戦が始まります。翌日になってもお金が返ってきませんでした。
次に会う予定は1カ月以上先のPTAイベント。住んでいる場所も遠いし、気軽に会う友人関係でもありません。懇親会で、Fさんはかなり多くお酒を飲んでいました。お酒に酔い、そもそも当のFさんが会費を借りたことを覚えているのかも怪しいのです。
さらに、Fさんは前のPTA活動でも「提出物の期限を守らない常連」でもありました。部活の部費などの集金で期限を大幅に過ぎている上、周囲に平然と「もう払った?」と確認して回るグループラインを目撃したことがあります。
お金が絡むシーンは、金額の大小よりもやっかいなのは、「請求するほどでもないけれど、しないで済ませるのも違う金額」である点です。1000円なら「まあいいか」と消化できます。2万円ならきっちり回収に動きたい金額。しかし5000円は気まずさの黄金比。人間関係を壊さず督促しなければならないギリギリのラインなのです。
催促しない側は「気遣い」、催促されない側は「許された認識」に変換される危険性もあります。善意と遠慮が逆効果になる典型例です。Lさんは「5000円くらいでハラハラする器の小さい人」と思われるのは心外だったので、言い出せずに時間だけが過ぎました。
突然のPayPay送金、そして添えられた理由
ところが2週間後、唐突にPayPay通知が届きました。「携帯トラブルでPayPayに入金できなくて…なぜかLINEも使えなくて遅くなった!ごめんね!」危機は回避されました。ただしLさん心の片隅には「それは本当なのだろうか?」という薄い雲が残ります。
真偽はどちらでもいいはずなのに、なぜかスッキリしない。それは、お金にルーズな人は理由の引き出しが異様に多いという経験則を多くの人が持っているからです。
お金にルーズな人に強く詰め寄る必要はありません。ただし「関係性=猶予」と認識されない工夫が必要です。「関係性は壊さない」「仕組みはブレさせない」の両立ができるように仕向けなければなりません。
Lさんも、財布に現金が入っていないこともあるので今後逆の立場になることもあるかもしれません。その際はどうすればいいか。例えば、現金を借りた際、その場でPayPay送金すること、幹事に直接状況を告げ、対応策を考えること、もし借りた場合は、その場で返済日を告げることなどで、PTAという特殊コミュニティの資本主義も、どうにか平和に回っていきます。
しかし、人から「貸して」を求められた際の断り方は、大変難しいものです。
私立中学校のPTA活動では、子どもより大人の本性が露わになる瞬間があります。分担決めや連絡トラブル、永遠に返信が来ないグループライン…。その中でも最も気まずく、そして妙に後味を引くのがお金が絡むシーンです。
Lさん(埼玉県・40代)は子どもが通う都内の私立中学校で役員をしています。PTAの懇親会とは名ばかりで、公式ではないけれど「交流会」「イベントの決起集会」などと様々に銘打たれ、夜の飲み会が頻繁に行われていました。会費は飲み放題付1人5000円で支払いは現金で事前に幹事さんに手渡しします。
その日の会場で、隣に座っていたママ友Fさんからぽつりと言われました。「ごめん、今ちょうど現金持ち合わせなくて…あとで返すから立て替えてくれない?」。キャッシュレスが主流になっているので、Lさんも自分の財布に現金が入ってないことは多々あります。彼女の状況を理解しつつ、来る前にATMで引き出ていた1万円を「まあ大丈夫でしょう」と自分を納得させ支払いました。
返済については「いつでもいいよ」「PayPayでもいいよ」とFさんに伝え、スマートに話をまとめたつもりでした。しかし、ここからモヤモヤの長期戦が始まります。翌日になってもお金が返ってきませんでした。
次に会う予定は1カ月以上先のPTAイベント。住んでいる場所も遠いし、気軽に会う友人関係でもありません。懇親会で、Fさんはかなり多くお酒を飲んでいました。お酒に酔い、そもそも当のFさんが会費を借りたことを覚えているのかも怪しいのです。
さらに、Fさんは前のPTA活動でも「提出物の期限を守らない常連」でもありました。部活の部費などの集金で期限を大幅に過ぎている上、周囲に平然と「もう払った?」と確認して回るグループラインを目撃したことがあります。
お金が絡むシーンは、金額の大小よりもやっかいなのは、「請求するほどでもないけれど、しないで済ませるのも違う金額」である点です。1000円なら「まあいいか」と消化できます。2万円ならきっちり回収に動きたい金額。しかし5000円は気まずさの黄金比。人間関係を壊さず督促しなければならないギリギリのラインなのです。
催促しない側は「気遣い」、催促されない側は「許された認識」に変換される危険性もあります。善意と遠慮が逆効果になる典型例です。Lさんは「5000円くらいでハラハラする器の小さい人」と思われるのは心外だったので、言い出せずに時間だけが過ぎました。
突然のPayPay送金、そして添えられた理由
ところが2週間後、唐突にPayPay通知が届きました。「携帯トラブルでPayPayに入金できなくて…なぜかLINEも使えなくて遅くなった!ごめんね!」危機は回避されました。ただしLさん心の片隅には「それは本当なのだろうか?」という薄い雲が残ります。
真偽はどちらでもいいはずなのに、なぜかスッキリしない。それは、お金にルーズな人は理由の引き出しが異様に多いという経験則を多くの人が持っているからです。
お金にルーズな人に強く詰め寄る必要はありません。ただし「関係性=猶予」と認識されない工夫が必要です。「関係性は壊さない」「仕組みはブレさせない」の両立ができるように仕向けなければなりません。
Lさんも、財布に現金が入っていないこともあるので今後逆の立場になることもあるかもしれません。その際はどうすればいいか。例えば、現金を借りた際、その場でPayPay送金すること、幹事に直接状況を告げ、対応策を考えること、もし借りた場合は、その場で返済日を告げることなどで、PTAという特殊コミュニティの資本主義も、どうにか平和に回っていきます。
しかし、人から「貸して」を求められた際の断り方は、大変難しいものです。