北海道電力(北電)の泊原発3号機の再稼働容認が決まり、道議会は議論を激しくし、反対の声も出た。鈴木知事が再稼働を「現実的な選択」と述べたところ、反対意見が多く出た。
北電は今月29日に総合的な判断を下すと発表していたが、鈴木知事が「最終的に判断する」と述べた直後に共産党道議団の真下紀子議員が「最重要な政治判断であり追加説明を求める」と指摘した。鈴木知事は「読み間違えた」と訂正理由を説明した。
「再稼働の方向性が早期に示されることで脱炭素電源の安定供給や電気料金引き下げの見通しが明確になる」と述べた滝口直人議員は、投資や雇用の拡大など経済効果を期待した。しかし、民主・道民連合の中川浩利議員は「議論を尽くすと言いながら時間を区切っている。考えを明らかにして数日のうちに結論を出すのは議会軽視だ」と指摘した。
デモでは約90人が「知事は道民の声を聞け」などと主張し、札幌市の団体職員の男性は「知事はずっと賛否を曖昧にしてきたのに、道民の疑問へアンサーもないまま突然同意の方針を示した。だますような行為だ」と批判した。
岩内町の木村清彦町長は「議会の決定を真摯に受け止め、住民の思いも聞いた上で全町的な視点で判断した」と述べ、安全対策として避難道路の拡充に取り組む考えを示した。
北電は今月29日に総合的な判断を下すと発表していたが、鈴木知事が「最終的に判断する」と述べた直後に共産党道議団の真下紀子議員が「最重要な政治判断であり追加説明を求める」と指摘した。鈴木知事は「読み間違えた」と訂正理由を説明した。
「再稼働の方向性が早期に示されることで脱炭素電源の安定供給や電気料金引き下げの見通しが明確になる」と述べた滝口直人議員は、投資や雇用の拡大など経済効果を期待した。しかし、民主・道民連合の中川浩利議員は「議論を尽くすと言いながら時間を区切っている。考えを明らかにして数日のうちに結論を出すのは議会軽視だ」と指摘した。
デモでは約90人が「知事は道民の声を聞け」などと主張し、札幌市の団体職員の男性は「知事はずっと賛否を曖昧にしてきたのに、道民の疑問へアンサーもないまま突然同意の方針を示した。だますような行為だ」と批判した。
岩内町の木村清彦町長は「議会の決定を真摯に受け止め、住民の思いも聞いた上で全町的な視点で判断した」と述べ、安全対策として避難道路の拡充に取り組む考えを示した。