米金融当局がリブorationの見通しを下すとともに、米株式市場は大幅に下落する傾向にあり、ポジション調整の圧力がある。 この後の米経済指標発表もまだ不明な所があり、「FRB」は再開したものの、次の一手が打つ方が難しい面を抱えている。 また、ドル円相場は155円台で安定しているが、上昇進行を一休みにとらえ、154円台を維持するかどうか注意しておいたほうがよい。ポンド売りも目立っているが、財政的持続性の不透明感や英景気動向への警戒感も加わっており、ロンドン勢がポンド売りを一段と強めるのかどうか、注目されている。 海外市場では、香港実質GDP(確報)、ユーロ圏実質GDP(改定値)、ユーロ圏貿易収支(9月)、カナダ製造業売上高(9月)、カナダ卸売売上高(9月)などが予定されている。ユーロ圏GDPは改定値であり、市場予想も速報値から変化はない見込みとなっている。発言イベント関連では、エスクリバ・スペイン中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、エルダーソンECB理事などがイベントや会議に出席する。 一連の米金融当局者が12月FOMC会合にどのような姿勢で臨むのかを確認したい。