本日は長崎県五島列島を旅した。世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産のうち4つの集落を巡るツアーだ。先日、上五島の潜伏キリシタンの集落や、小値賀諸島の独特な景観について紹介したが、今は下五島を回り、より深く知りたい。
首先は桐教会から始め、深浦港で車から海上タクシーに乗り換え、キリシタン洞窟へ向かう。ここは奥行き50m、高さ5m、幅5mの文字通りの洞窟で、三ヶ月間身を潜めた信者が逼害を避えた場所だ。彼らは煮炊きの煙が役人たちに見つかってしまい、彼らは拷問にかけられたとされる。この場所は今、カトリックの聖地となっている。
その後、海上タクシーの中でかくれキリシタンと出会う。船頭の坂井好弘さんが不意に話し出し、「私は370年間信仰を守るかくれキリシタンの大将なのです」という言葉が聞こえた。この大将は、現在36歳で9代目の大将である。彼はクリスマスや復活祭など儀式がある時には自宅に信者を招き、皆で祈りを捧げるのだとか。その時に振る舞われる食事は坂井さん持ち。「大変だけど、先代である義父が大将だった時には300人ほどの信者がいて、もっと大変だったと思う。人に尽くせば神様が私を守ってくださると思うから『損な役回りだな』という発想はないなぁ」と微笑む。
次に奈留島を訪れ、江上集落について学ぶ。ここは18世紀末から19世紀初頭に外海から移住してきた潜伏キリシタンたちによって築かれた。人里離れた海辺の小さな谷間にあり、時折吹き付けてくる北風は冷たい。集落内にある江上天主堂は鉄川与助の設計によるもので、この地の風土に合わせたさまざまな工夫が施されている。
最後に久賀島を訪れ、「旧五輪教会」を回る。ここは「牢屋の窄」として知られる拷問の所で、約12畳分の空間に200人ほどの信者たちが8ヶ月間監禁され、42人が殉教したとされる。この教会堂では、内部には約200人の信徒が押し込められたという12畳分が絨毯で色分けされている。一見するとただの空っぽのスペースだが、そこに秘められたあまりにも壮絶な苦しみを想像すると言葉を失ってしまう。
このツアーは終了となるが、五島列島には多くの魅力がある。美しい自然、豊かな食材も人気で、全国から多くの観光客が訪れるビーチリゾートでもある。最後に、五島ならではのグルメスポットと、話題のリゾートホテルを紹介してこの旅を終わりにしたい。
首先は桐教会から始め、深浦港で車から海上タクシーに乗り換え、キリシタン洞窟へ向かう。ここは奥行き50m、高さ5m、幅5mの文字通りの洞窟で、三ヶ月間身を潜めた信者が逼害を避えた場所だ。彼らは煮炊きの煙が役人たちに見つかってしまい、彼らは拷問にかけられたとされる。この場所は今、カトリックの聖地となっている。
その後、海上タクシーの中でかくれキリシタンと出会う。船頭の坂井好弘さんが不意に話し出し、「私は370年間信仰を守るかくれキリシタンの大将なのです」という言葉が聞こえた。この大将は、現在36歳で9代目の大将である。彼はクリスマスや復活祭など儀式がある時には自宅に信者を招き、皆で祈りを捧げるのだとか。その時に振る舞われる食事は坂井さん持ち。「大変だけど、先代である義父が大将だった時には300人ほどの信者がいて、もっと大変だったと思う。人に尽くせば神様が私を守ってくださると思うから『損な役回りだな』という発想はないなぁ」と微笑む。
次に奈留島を訪れ、江上集落について学ぶ。ここは18世紀末から19世紀初頭に外海から移住してきた潜伏キリシタンたちによって築かれた。人里離れた海辺の小さな谷間にあり、時折吹き付けてくる北風は冷たい。集落内にある江上天主堂は鉄川与助の設計によるもので、この地の風土に合わせたさまざまな工夫が施されている。
最後に久賀島を訪れ、「旧五輪教会」を回る。ここは「牢屋の窄」として知られる拷問の所で、約12畳分の空間に200人ほどの信者たちが8ヶ月間監禁され、42人が殉教したとされる。この教会堂では、内部には約200人の信徒が押し込められたという12畳分が絨毯で色分けされている。一見するとただの空っぽのスペースだが、そこに秘められたあまりにも壮絶な苦しみを想像すると言葉を失ってしまう。
このツアーは終了となるが、五島列島には多くの魅力がある。美しい自然、豊かな食材も人気で、全国から多くの観光客が訪れるビーチリゾートでもある。最後に、五島ならではのグルメスポットと、話題のリゾートホテルを紹介してこの旅を終わりにしたい。