五島列島キリシタン物語 後編 地元新聞社が発行している生活情報誌ライターの旅日記をお届け。
**5つのポイント**
1. 世界遺産の集落と教会を巡る
2. 個人では考えられない料金&コース設定
3. 地元を熟知した観光ガイドがご案内
4. 下五島での久賀島の鎮魂の祈りを捧げる
5. 上五島の中ノ浦教会から下五島の奈留島まで
**後編**
下五島の久賀島へ行って、鎮魂の祈りを捧げます。上五島の中ノ浦教会と桐教会からスタートし、久賀島へと渡ります。
まずは桐教会を訪問します。これは入り江を見下ろす高台に位置する美しい白亜の教会です。かつてこの地に住んでいたガスパル与作が治療のために長崎を訪れた際、大浦天主堂でプチジャン神父と会い、五島のキリシタンたちをカトリック復活へと導いたとされている。
次に、海上タクシーの中でかくれキリシタンと出会います。船頭の坂井好弘さんが不意に「私は370年間信仰を守るかくれキリシタンの大将(神父)なのです」と話し出します。彼は現在、桐古里地区に住んでおり、クリスマスや復活祭など儀式がある時には自宅に信者を招き、皆で祈りを捧げます。
次の目標は奈留島で江上集落について学ぶことです。なってから坂井さんに別れを告げてもり食堂で昼食をいただきます。五島列島の養殖マグロを使った漬け丼は、店主が「漁師飯をアレンジして考案した」という甘めのオリジナルのタレが絶妙です。
次に奈留島世界遺産ガイダンスセンターに向かっています。ここでは江上天主堂をはじめとする「潜伏キリシタン関連遺産」が映像や展示で紹介されており、わかりやすい。入念に事前勉強を行った後、いざ、江上天主堂へ。
江上集落は18世紀末から19世紀初頭に外海(長崎市)から移住してきた潜伏キリシタンたちによって築かれた。人里離れた海辺の小さな谷間にあり、時折吹き付けてくる北風は冷たい。集落内にある江上天主堂は鉄川与助の設計によるもので、この地の風土に合わせたさまざまな工夫が施されている。
次に久賀島の五輪港に向かっています。久賀島は「五島崩れ」の発端となった島(「崩れ」は潜伏キリシタンの摘發と処刑を指す)。五島列島の中でも特に苛烈な拷問を受けた島だ。「牢屋の窄」がその代表ともいえる弾圧で、わずか12畳ほどの空間に200人ほどの信者たちが8ヶ月間監禁され、42人が殉教。
ここに建つ「旧五輪教会」はその時生き残った信者たちが建立した教会なのだという。木造瓦葺き平屋建ての和の外観であるものの、中に一歩足を踏み入れると美しいリブ・ヴォールト天井やゴシック風の祭壇が目を引く。
最後に五島ならではのグルメスポットと、話題のリゾートホテルを紹介してこの旅を終わりにしたい。
**五島の海鮮だけじゃない、「食」**
「焼肉 喜楽」は細い路地に入ったところにある五島牛専門の焼肉店。五島牛は飼育数が少なく、希少な黒毛和牛で、「幻の和牛」とも呼ばれている。
最後に五島の海と山の景色を大迫力で味わうリゾートホテル「五島リトリートray by温故知新(※12)」は圧倒的な海景と五島のシンボル「鬼岳」の両方の景色が味わえる稀有なリゾートホテルだ。26あるどの客室からも海が臨める。
この旅を終わりにしてくれることは間違いない。
**5つのポイント**
1. 世界遺産の集落と教会を巡る
2. 個人では考えられない料金&コース設定
3. 地元を熟知した観光ガイドがご案内
4. 下五島での久賀島の鎮魂の祈りを捧げる
5. 上五島の中ノ浦教会から下五島の奈留島まで
**後編**
下五島の久賀島へ行って、鎮魂の祈りを捧げます。上五島の中ノ浦教会と桐教会からスタートし、久賀島へと渡ります。
まずは桐教会を訪問します。これは入り江を見下ろす高台に位置する美しい白亜の教会です。かつてこの地に住んでいたガスパル与作が治療のために長崎を訪れた際、大浦天主堂でプチジャン神父と会い、五島のキリシタンたちをカトリック復活へと導いたとされている。
次に、海上タクシーの中でかくれキリシタンと出会います。船頭の坂井好弘さんが不意に「私は370年間信仰を守るかくれキリシタンの大将(神父)なのです」と話し出します。彼は現在、桐古里地区に住んでおり、クリスマスや復活祭など儀式がある時には自宅に信者を招き、皆で祈りを捧げます。
次の目標は奈留島で江上集落について学ぶことです。なってから坂井さんに別れを告げてもり食堂で昼食をいただきます。五島列島の養殖マグロを使った漬け丼は、店主が「漁師飯をアレンジして考案した」という甘めのオリジナルのタレが絶妙です。
次に奈留島世界遺産ガイダンスセンターに向かっています。ここでは江上天主堂をはじめとする「潜伏キリシタン関連遺産」が映像や展示で紹介されており、わかりやすい。入念に事前勉強を行った後、いざ、江上天主堂へ。
江上集落は18世紀末から19世紀初頭に外海(長崎市)から移住してきた潜伏キリシタンたちによって築かれた。人里離れた海辺の小さな谷間にあり、時折吹き付けてくる北風は冷たい。集落内にある江上天主堂は鉄川与助の設計によるもので、この地の風土に合わせたさまざまな工夫が施されている。
次に久賀島の五輪港に向かっています。久賀島は「五島崩れ」の発端となった島(「崩れ」は潜伏キリシタンの摘發と処刑を指す)。五島列島の中でも特に苛烈な拷問を受けた島だ。「牢屋の窄」がその代表ともいえる弾圧で、わずか12畳ほどの空間に200人ほどの信者たちが8ヶ月間監禁され、42人が殉教。
ここに建つ「旧五輪教会」はその時生き残った信者たちが建立した教会なのだという。木造瓦葺き平屋建ての和の外観であるものの、中に一歩足を踏み入れると美しいリブ・ヴォールト天井やゴシック風の祭壇が目を引く。
最後に五島ならではのグルメスポットと、話題のリゾートホテルを紹介してこの旅を終わりにしたい。
**五島の海鮮だけじゃない、「食」**
「焼肉 喜楽」は細い路地に入ったところにある五島牛専門の焼肉店。五島牛は飼育数が少なく、希少な黒毛和牛で、「幻の和牛」とも呼ばれている。
最後に五島の海と山の景色を大迫力で味わうリゾートホテル「五島リトリートray by温故知新(※12)」は圧倒的な海景と五島のシンボル「鬼岳」の両方の景色が味わえる稀有なリゾートホテルだ。26あるどの客室からも海が臨める。
この旅を終わりにしてくれることは間違いない。