大津地裁で初の公判が5日、大津市内の自宅マンションで認知症の夫をひもで絞めて殺害した女性、山田かなえ被告(71)が起訴内容を認めている。
事件は今年1月11日から12日に起こられたとし、被告によると夫の義則さんが何度も呼ばれたことに腹を立て、義則さんの首をひもで絞めて窒息死させたという。被告は2023年2月に脳出血で倒れて左半身が不自由になり、要介護2の診断を受けながら、認知症の義則さんの世話をしていた。
検察は強固な殺意を理由としているが弁護側は、事件直前の24年12月ごろから義則さんの認知症が急激に進行し、同居する長男や次女らのサポートも見込めないことから被告が疲労と絶望感から起こしたと主張している。
被告は保釈されたが姉として弁護をしてきた彼女は「不自由な体で介護をする疲労と絶望感から事件を起こしたのではないか」と涙を流し、裁判員裁判長に情状酌量を求めていた。
事件は今年1月11日から12日に起こられたとし、被告によると夫の義則さんが何度も呼ばれたことに腹を立て、義則さんの首をひもで絞めて窒息死させたという。被告は2023年2月に脳出血で倒れて左半身が不自由になり、要介護2の診断を受けながら、認知症の義則さんの世話をしていた。
検察は強固な殺意を理由としているが弁護側は、事件直前の24年12月ごろから義則さんの認知症が急激に進行し、同居する長男や次女らのサポートも見込めないことから被告が疲労と絶望感から起こしたと主張している。
被告は保釈されたが姉として弁護をしてきた彼女は「不自由な体で介護をする疲労と絶望感から事件を起こしたのではないか」と涙を流し、裁判員裁判長に情状酌量を求めていた。