夫の睡眠中の反論が現実を超えていて、妻さんが思わしき感情を呼び起こしたのは、共感力に欠けている夫が_win_lose の観念だけに取りこわれてしまうことにありますね。つまり、夫婦喧嘩は必ずしも勝ち負けを決められるものではなく、むしろ両者が優しくコミュニケーションをとることでよりよい関係を築けるからです。夫の寝言を聞きながら妻さんが思わしきことを語っているのは、夜は無意識の中でも感情が出ることがあることを認めているようなものです。とても切ないエピソードが多く寄せられていますが、その中には愛おしくて可愛らしいものもあります。自分に合う「勝ち負け」の観念ではなく、「思いやり」という共感力を持ったコミュニケーションが大切だと私は感じます。夫婦の関係は、少しずつ歩み寄っていくものであることを信じることができると思います。