「究極のエコカー」開発に進まない インフラ整備も目標未達
自動車メーカーが手引きを止めることになった
燃料電池車(FCV)の普及が進まず、開発から手を引く自動車メーカーが出てきた。FCVは、車内に積んだ水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、走行用のモーターを回す仕組みがうりだ。走る時に温室効果ガスを出さず、水だけを出す仕組みができる。
しかし、FCVの普及は進んでいない。水素の供給施設は増えず、FCVの販売も伸び悩む。業界が活路と見込むのはバスやトラックといった商用車だ。
一般的には、ガソリンスタンドのように専用の設備を備えた「水素ステーション」で車内のタンクに気体の水素を圧縮して詰め込む。飲食店が立ち並ぶ、東京都練馬区の都道沿い。「関東1号店」という水素ステーションがあった。しかし、昨年6月、ひっそりと営業を終えた。出店から10年余り。運営元だった東京ガスは「設備の老朽化により改修や更新が困難となった」(広報)と説明する。
同社は2024年5月、大阪府枚方市と北九州市の2カ所が閉所した。国は25年度までに水素ステーションを全国で320カ所に増やす目標を掲げていた。しかし、次世代自動車振興センターによると、25年11月時点で148カ所と、目標の半分を下回っている。
「FCVは高価な車両であり、高価な水素も消費されるため、購入補助が必要になる。つまり、政府が補助金を出さなければ、購入者が購入しなくなる」と分析している。
自動車メーカーが手引きを止めることになった
燃料電池車(FCV)の普及が進まず、開発から手を引く自動車メーカーが出てきた。FCVは、車内に積んだ水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、走行用のモーターを回す仕組みがうりだ。走る時に温室効果ガスを出さず、水だけを出す仕組みができる。
しかし、FCVの普及は進んでいない。水素の供給施設は増えず、FCVの販売も伸び悩む。業界が活路と見込むのはバスやトラックといった商用車だ。
一般的には、ガソリンスタンドのように専用の設備を備えた「水素ステーション」で車内のタンクに気体の水素を圧縮して詰め込む。飲食店が立ち並ぶ、東京都練馬区の都道沿い。「関東1号店」という水素ステーションがあった。しかし、昨年6月、ひっそりと営業を終えた。出店から10年余り。運営元だった東京ガスは「設備の老朽化により改修や更新が困難となった」(広報)と説明する。
同社は2024年5月、大阪府枚方市と北九州市の2カ所が閉所した。国は25年度までに水素ステーションを全国で320カ所に増やす目標を掲げていた。しかし、次世代自動車振興センターによると、25年11月時点で148カ所と、目標の半分を下回っている。
「FCVは高価な車両であり、高価な水素も消費されるため、購入補助が必要になる。つまり、政府が補助金を出さなければ、購入者が購入しなくなる」と分析している。