安倍元首相銃撃事件で判決が下りて、さまざまな陰謀論が広がった。「真実を隠した」「別の狙撃犯いた」などというような言説が飛び交っていた。しかし、判決は結果的にこうした言説を否定することになった。
事件を巡っては「現場近くのビル屋上に別の狙撃犯がいた」「警察が真実を隠した」という言説が流行していた。しかし、審理を通じても犯行の実相が浮かび上がった。被告人質問で、「安倍氏を殺害してしまった。陰謀論も自分が行ったことに原因があり、非常に責任は大きいと思っています」と自ら「陰謀論」という言葉を口にした。
事件当日の救命医の所見と奈良県警が翌日発表した司法解剖結果の齟齬だった。救命医は首に銃創があり「心臓が損傷した」と説明したが、県警は「左肩から入った弾丸で左右の鎖骨下動脈を損傷した」ことが致命傷とした。ただし、公判に検察側証人として出廷した司法解剖医や弾道を調べた警察官らは、解剖時の写真や弾道を落とし込んだ図面などを示しながら、被告の発砲によって安倍氏が死亡したことを裏付けた。
証言からは首から体内に入った弾丸は右上腕骨に当たったものの致命傷ではなかったことも明らかに。一方、致命傷となった弾丸は見つかっておらず、「体内で溶ける特殊な銃弾が使われた」といった説も流れたが、証言では弾丸の大きさは9ミリほどで、「胸腔内の血液を吸引したときに一緒に吸引された」と考えられるとされた。
この日の判決も審理での証言通りに安倍氏の被弾状況を認定。「即死に近いような状態」だったとした。
事件を巡っては「現場近くのビル屋上に別の狙撃犯がいた」「警察が真実を隠した」という言説が流行していた。しかし、審理を通じても犯行の実相が浮かび上がった。被告人質問で、「安倍氏を殺害してしまった。陰謀論も自分が行ったことに原因があり、非常に責任は大きいと思っています」と自ら「陰謀論」という言葉を口にした。
事件当日の救命医の所見と奈良県警が翌日発表した司法解剖結果の齟齬だった。救命医は首に銃創があり「心臓が損傷した」と説明したが、県警は「左肩から入った弾丸で左右の鎖骨下動脈を損傷した」ことが致命傷とした。ただし、公判に検察側証人として出廷した司法解剖医や弾道を調べた警察官らは、解剖時の写真や弾道を落とし込んだ図面などを示しながら、被告の発砲によって安倍氏が死亡したことを裏付けた。
証言からは首から体内に入った弾丸は右上腕骨に当たったものの致命傷ではなかったことも明らかに。一方、致命傷となった弾丸は見つかっておらず、「体内で溶ける特殊な銃弾が使われた」といった説も流れたが、証言では弾丸の大きさは9ミリほどで、「胸腔内の血液を吸引したときに一緒に吸引された」と考えられるとされた。
この日の判決も審理での証言通りに安倍氏の被弾状況を認定。「即死に近いような状態」だったとした。