千葉県 くまいない アウトドアの観光客も注目 三方海に囲まれ小さな森林 条件重なり生息せず。
今年、北海道や本州・四国でクマの被害が多発し、市街地にも現れる「アーバンベア」も問題になっている。特に本州で唯一、クマが生息していないと言われているのが千葉県だ。しかし、この県におけるクマがいない理由を探った結果、「現在、県内ではクマの存在が確認できない」と話すのは、動物学を研究し、県内の哺乳類などの生態に詳しい県立中央博物館の研究員下稲葉さやかさんです。
その理由には、他地域から移動してくるのが極めて困難なことや、連続した森林面積が小さいことも挙げられます。下稲葉さんは「定住するための繁殖なども考えると、半島である県内の森林面積では小さい可能性もある」と話します。
今はツキノワグマが生息する世界で最も小さい島は四国だそうです。
一方、アウトドアを中心に他県からの観光客が足を運ぶケースもあります。いすみ市のキャンプ場「TAKIVILLAGE」では、昨年からSNSの広告などで「千葉にはクマがいない上に暖かいので、キャンプに適している」とアピールしています。同キャンプ場の代表、新谷亮太さんは、東京や神奈川からの利用客が、クマがいないことを理由に訪れていると話します。
今後、首都圏でもクマの被害が増えた場合、「安心」を求めて千葉県を訪れる観光客が増えるかもしれない。
今年、北海道や本州・四国でクマの被害が多発し、市街地にも現れる「アーバンベア」も問題になっている。特に本州で唯一、クマが生息していないと言われているのが千葉県だ。しかし、この県におけるクマがいない理由を探った結果、「現在、県内ではクマの存在が確認できない」と話すのは、動物学を研究し、県内の哺乳類などの生態に詳しい県立中央博物館の研究員下稲葉さやかさんです。
その理由には、他地域から移動してくるのが極めて困難なことや、連続した森林面積が小さいことも挙げられます。下稲葉さんは「定住するための繁殖なども考えると、半島である県内の森林面積では小さい可能性もある」と話します。
今はツキノワグマが生息する世界で最も小さい島は四国だそうです。
一方、アウトドアを中心に他県からの観光客が足を運ぶケースもあります。いすみ市のキャンプ場「TAKIVILLAGE」では、昨年からSNSの広告などで「千葉にはクマがいない上に暖かいので、キャンプに適している」とアピールしています。同キャンプ場の代表、新谷亮太さんは、東京や神奈川からの利用客が、クマがいないことを理由に訪れていると話します。
今後、首都圏でもクマの被害が増えた場合、「安心」を求めて千葉県を訪れる観光客が増えるかもしれない。