神戸市中央区の会社員が架空工事代金の請求を会社法違反の特別背任容疑で逮捕した。捜査2課によると、海岸口和樹(51)が営業担当者として、工事の発注などの権限があったものの、2021年1月、下請け業者から架空の工事代金を請求させた疑いがある。同年2月に会社から約209万円を振り込ませたと見られる。
警察は、海岸口が下請けと結託し、振込金の8割が実質的に経営していた別会社の口座に渡したとみている。海岸口は23年2月に会社を辞めたという。
事件発覚は、下請け業者への税務調査からであった。しかし、2021年5月に、海岸口がいた会社から出された約1億数千万円の架空請求に対する被害があると告訴状を受けたため、調べていた。
警察は、海岸口が下請けと結託し、振込金の8割が実質的に経営していた別会社の口座に渡したとみている。海岸口は23年2月に会社を辞めたという。
事件発覚は、下請け業者への税務調査からであった。しかし、2021年5月に、海岸口がいた会社から出された約1億数千万円の架空請求に対する被害があると告訴状を受けたため、調べていた。