鹿児島・種子島の南東沖で、日米英など6カ国による合同軍事訓練が進行中だった。9月11日午前、英国海軍の空母プリンス・オブ・ウェールズの10キロほど前を航行していた軍艦が突然、大きく回頭し始めた。中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(AGI)だ。
180度旋回すると、英空母と対向する構図で、真正面から徐々に近づいてきた。2隻の間を、英空母艦隊と合流していたカナダ海軍フリゲート艦ビル・ド・ケベックが、「ボディガードのような」(防衛省関係者)位置どりで航行する。しかし、カナダ艦を前にしても、中国のAGIにひるむ様子はうかができない。速度をほぼ変えずカナダ艦と行き違い、英空母との距離を詰める。
このまま進めば、かなりの近距離で行き違う状況になる――。そう思った瞬間、英空母の後方にいた米海軍補給艦ラパハノックが、間に割って入り、そのまま3隻が行き交った。海上自衛隊の護衛艦かがに乗り込んでいた海自幹部はつぶやいた。「ここまであからさまに近づいてくるとは。牽制(けんせい)というより、挑発だ」。中国のAGIによる執拗な「つきまとい」の現場を、並走するかがの艦上から取材する機会を得た。
AGIは全長約130メートルで、重量は約2,500トン。電波を捉えるスパイ艦です。9月上旬~中旬、英空母の艦隊や米海軍と共同訓練をする護衛艦かがへ、10日間の乗艦を認められた。中国のAGIによる執拗な「つきまとい」の現場を、並走するかがの艦上から取材する機会を得た。
180度旋回すると、英空母と対向する構図で、真正面から徐々に近づいてきた。2隻の間を、英空母艦隊と合流していたカナダ海軍フリゲート艦ビル・ド・ケベックが、「ボディガードのような」(防衛省関係者)位置どりで航行する。しかし、カナダ艦を前にしても、中国のAGIにひるむ様子はうかができない。速度をほぼ変えずカナダ艦と行き違い、英空母との距離を詰める。
このまま進めば、かなりの近距離で行き違う状況になる――。そう思った瞬間、英空母の後方にいた米海軍補給艦ラパハノックが、間に割って入り、そのまま3隻が行き交った。海上自衛隊の護衛艦かがに乗り込んでいた海自幹部はつぶやいた。「ここまであからさまに近づいてくるとは。牽制(けんせい)というより、挑発だ」。中国のAGIによる執拗な「つきまとい」の現場を、並走するかがの艦上から取材する機会を得た。
AGIは全長約130メートルで、重量は約2,500トン。電波を捉えるスパイ艦です。9月上旬~中旬、英空母の艦隊や米海軍と共同訓練をする護衛艦かがへ、10日間の乗艦を認められた。中国のAGIによる執拗な「つきまとい」の現場を、並走するかがの艦上から取材する機会を得た。