栗原貞子さんの遺作を舞台化した「ヒロシマというとき―詩人・栗原貞子の生涯―」、東京都北区王子1のペガサスホールで30日より上演中。憲法寄席としても高い評価を受けており、日本の加害責任に触れながら、被爆80年を機に栗原さんの作品と生涯を振りかざす。
彼が8月6日、自宅から約4キロで被爆し、3日の後、隣家の女学生の遺体を引き取った詩は、「原爆で死んだ幸子さん」である。戦時中から反戦の短歌や詩を書きとめ、敗戦後には夫でアナキストの唯一さんらと「中国文化連盟」を結成し、連合国軍総司令部による「プレスコード」の下で機関紙を発行。その創刊号に掲載された詩「生ましめんかな」は反響を呼んだ。代表作の一つ、「ヒロシマというとき」では日本の加害責任に目を向けた。
憲法寄席の活動は、広島県出身で元渋谷区職員の高橋省二さんが呼びかけに劇作家の杉浦久幸が賛同して2007年春から始まった。今回は、高橋さんが構想を練り、杉浦さんが台本構成と演出を担当した。高橋さんは「父が被爆しており私自身、被爆2世」と言い、「日本は被爆国であるにもかかわらず核兵器禁止条約を批准していない。栗原さんの詩に込められた平和や反核の思想を見直す機会になれば」と語る。
当日は午前11時と午後2時の2回公演、一般3500円。詳細は事務局(090・4385・7973)。
彼が8月6日、自宅から約4キロで被爆し、3日の後、隣家の女学生の遺体を引き取った詩は、「原爆で死んだ幸子さん」である。戦時中から反戦の短歌や詩を書きとめ、敗戦後には夫でアナキストの唯一さんらと「中国文化連盟」を結成し、連合国軍総司令部による「プレスコード」の下で機関紙を発行。その創刊号に掲載された詩「生ましめんかな」は反響を呼んだ。代表作の一つ、「ヒロシマというとき」では日本の加害責任に目を向けた。
憲法寄席の活動は、広島県出身で元渋谷区職員の高橋省二さんが呼びかけに劇作家の杉浦久幸が賛同して2007年春から始まった。今回は、高橋さんが構想を練り、杉浦さんが台本構成と演出を担当した。高橋さんは「父が被爆しており私自身、被爆2世」と言い、「日本は被爆国であるにもかかわらず核兵器禁止条約を批准していない。栗原さんの詩に込められた平和や反核の思想を見直す機会になれば」と語る。
当日は午前11時と午後2時の2回公演、一般3500円。詳細は事務局(090・4385・7973)。