「COP30」への声、各国はどう応えるの?
気候変動会議が熱帯林アマゾンの都市ベレンで再び始まったこの「COP30」では、会期が折り返しになる。後半も、多様なイベントや交渉の様子を現地から記者たちがお伝えします。
この日は「市街地でのデモ行進」として始まる。熱帯林アマゾンの先住民や地元の市民、世界各地から集まった環境NGOなどが地球温暖化対策の強化を求めて大勢で出かけています。車道は規制され、大勢の人たちで埋め尽くされるほどです。数万人が参加したそうです。
大音量の音楽を流して踊る人や、グループで輪になって歌った人、参加者たちは化石燃料からの脱却や、不公正を正す「気候正義」の実現などを求める横断幕やプラカードを掲げていますが、笑顔の人が多く、「音楽フェス」のような様相があるということでしょう。
アマゾン出身の先住民「マンシネーリ」は親戚などと一緒に参加しました。温室効果ガスの吸収源となる森林を保護することと、先住民の権利を無視してかれらの土地で重要鉱物の採掘などをしないことを求めていました。
この行進は、COPにあわせて開催地で行うのが恒例ですが、昨年までの3年間は、開催国で市民らの活動が制限されてできなかったため、会場内を行進したそうです。市街で地元の人なども一緒に行進するのは4年ぶりだといいます。
この「COP30」では議長国ブラジルが約2千人の先住民が参加する会議を開きました。これは過去最大の規模だそうです。14日朝には先住民がCOP30会場に抗議活動に訪れましたが、コヘアドラゴ議長らが対応し、「建設的な対話」ができたといいます。
しかし、ほかの国なら同じように対応しただろうか?どのように対応するのかはまだ見ることができません。
この「COP30」の会期は15日でちょうど折り返しです。16日は休会日で、17日以降は閣僚級の交渉が本格化します。世界中の市民や先住民の声に各国がどう応えるのか、成果に期待したいと思います。
気候変動会議が熱帯林アマゾンの都市ベレンで再び始まったこの「COP30」では、会期が折り返しになる。後半も、多様なイベントや交渉の様子を現地から記者たちがお伝えします。
この日は「市街地でのデモ行進」として始まる。熱帯林アマゾンの先住民や地元の市民、世界各地から集まった環境NGOなどが地球温暖化対策の強化を求めて大勢で出かけています。車道は規制され、大勢の人たちで埋め尽くされるほどです。数万人が参加したそうです。
大音量の音楽を流して踊る人や、グループで輪になって歌った人、参加者たちは化石燃料からの脱却や、不公正を正す「気候正義」の実現などを求める横断幕やプラカードを掲げていますが、笑顔の人が多く、「音楽フェス」のような様相があるということでしょう。
アマゾン出身の先住民「マンシネーリ」は親戚などと一緒に参加しました。温室効果ガスの吸収源となる森林を保護することと、先住民の権利を無視してかれらの土地で重要鉱物の採掘などをしないことを求めていました。
この行進は、COPにあわせて開催地で行うのが恒例ですが、昨年までの3年間は、開催国で市民らの活動が制限されてできなかったため、会場内を行進したそうです。市街で地元の人なども一緒に行進するのは4年ぶりだといいます。
この「COP30」では議長国ブラジルが約2千人の先住民が参加する会議を開きました。これは過去最大の規模だそうです。14日朝には先住民がCOP30会場に抗議活動に訪れましたが、コヘアドラゴ議長らが対応し、「建設的な対話」ができたといいます。
しかし、ほかの国なら同じように対応しただろうか?どのように対応するのかはまだ見ることができません。
この「COP30」の会期は15日でちょうど折り返しです。16日は休会日で、17日以降は閣僚級の交渉が本格化します。世界中の市民や先住民の声に各国がどう応えるのか、成果に期待したいと思います。