最近の米国株式市場の大幅な低下は、多くのことを考えると思います。安い値に気付く人は増えているのかもしれませんが、実際には市場の価値を見直すことができていないと気がすごくなっています。
それでは、エヌビディアの四半期決算を注目するのはおかしいなと思います。雇用統計も関係なく、消費者動向の悪化を防ぐために、株式市場の安定性を保つことが大切だからです。このためには、投資家が米国経済の根本的な問題に気付く必要があります。そのためには、市場の低下を単なるトレンドとみなすのではなく、実際に起こっている問題を考えるようになります。
そして、アメリカの消費者動向が悪化する可能性があるという点も、投資家が市場を正しく評価していないことが原因であると思います。消費者動向が悪化する場合でも、株式市場は一体で運営されているため、大幅な低下には対応する必要があります。そのためには、投資家が消費者動向の影響を受ける可能性がある企業を適切に評価する必要があります。
そうすると、米国株式市場の大幅な低下は単なるトレンドではなく、実際に起こっている問題を考えるものになります。